金立の家<和風旅館の居心地を求めた木の家>
この度、弊社が施工しました住宅「金立の家」が【第5回佐賀の木・家・まちづくり賞 佐賀の木賞知事賞】を受賞いたしました。「金立の家」は佐賀市郊外の緑豊かな集落に位置する木造2階建の住宅です。
伝統構法にのっとった
家づくりを重視
お施主様の強いこだわりによって、手刻み、小舞竹組、土壁、杉板厚の床材・野地板など、伝統構法にのっとった家づくりを重視いたしました。正面にはこの住宅の顔である7寸の柱と耐力壁も兼ねた木組みの面格子が、どっしりとした重厚感を与えます。外装には1枚1枚焼きあげた焼き杉の板壁と漆喰を使用。内装建具の和室内障子は、佐賀県重要無形文化財の名尾和紙で仕上げました。
日本家屋としての意匠や
周辺景観に配慮した設計
2階の板金屋根には太陽光パネルが設置されています。屋根勾配をゆるくしたことでパネルが目立ちにくくなり、日本家屋としての意匠や周辺景観に配慮した設計となっています。
リビングダイニングではお施主様お気に入りの桐のダイニングテーブルを家族で囲み、薪ストーブの揺らぐ炎を眺め、パチパチと薪のはぜる音を聴いていると、木と漆喰の柔らかな空間が豊かな時間と安らぎをもたらしてくれます。
日本の気候や
風土に合った家づくり
風土には風土に適った素材があります。 日本の風土の中で先人たちが暮らしに生かしてきた知恵や伝統的な建築技術を現代の生活に最大限生かした「金立の家」からは、気候や風土に合った家づくりの素晴らしさや大切さ、そして、本物ならではの存在感と魅力を感じずにはいられません。